- マイクラサーバーを、どうやって再起動すればいいかわからない…
- 手動で毎回再起動するのが面倒で、自動化したい…
- 再起動の方法を間違えて、データが消えてしまわないか心配…
以上の悩みを解決します!
マイクラサーバーの再起動は、正しい手順で行えばデータ損失のリスクを回避できます。
そして、自動化すれば管理の手間も大幅に削減できるんです。
この記事では、手動での安全な再起動方法から、systemdやcronを使った自動化まで徹底解説。
記事を読めば、マイクラサーバーの再起動を安全かつ効率的に行えるようになりますよ。
なぜマイクラサーバーに再起動が必要なのか


マイクラサーバーを長時間動かし続けていると、必要になるのが「再起動」です。
再起動が必要な理由は以下の通りです。
- プラグインやMODの設定変更を反映させるため
- サーバーの安定性を保つため
プラグインやMODの設定変更を反映させるため
新しいプラグインを追加したり、設定ファイルを変更した場合、基本的に再起動が必要になります。
具体例で話すと、以下のような変更を反映させるために必要ですね。
- サーバー設定(server.properties)の変更
- 新しいプラグインのインストール
サーバーの安定性を保つため
長時間マイクラサーバーを稼働し続けると、サーバーが不安定になることがあります。
定期的な再起動は、サーバーをリフレッシュさせる方法として効果的です。
マイクラサーバーによっては、1日1回などの定期再起動をスケジュールしているのはこのためですね。
手動でマイクラサーバーを再起動する基本の方法
まずは、マイクラサーバーを手動で再起動する基本的な方法を2つ紹介します。
- stopコマンドでサーバーを安全に停止させる
- Spigot/Paperのrestartコマンドで自動再起動する
stopコマンドでサーバーを安全に停止させる
もっともシンプルなのが、「/stop」コマンドを使う方法です。
ゲーム内のチャット欄、またはサーバーのコンソール画面で以下のコマンドを実行してください。
/stop
このコマンドを実行すると、サーバーは安全にシャットダウンします。
ワールドデータの保存処理も自動的に行われるので、データが消える心配はありません。
停止が完了したら、ターミナルで起動コマンドを実行すれば、サーバーが再起動します。
java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui
メモリの割り当て量と「.jar」ファイルの名前は、サーバーの環境に合わせて調整してください。


Spigot/Paperのrestartコマンドで自動再起動する
SpigotやPaperMCを使っている方には、さらに便利な方法があります。
これらのサーバーソフトには、「/restart」コマンドが標準で用意されているんです。
まず、サーバーフォルダに「start.sh」または「start.bat」というファイルを作成してください。
「start.bat」がWindows用で「start.sh」がLinux用なので、間違えないよう注意が必要です。
これらは、マイクラサーバーを起動するためのスクリプトです。
スクリプトファイルには、以下のように記述してください。
#!/bin/bash
java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui
@echo off
java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui
pause
メモリの割り当て量と「.jar」ファイルの名前は、サーバーの環境に合わせて調整してください。
Linuxでは、ファイルに「実行権限」を与えないと動いてくれません。
実行権限も忘れずに付けておきましょう。
chmod +x start.sh
次に、spigot.ymlファイルの設定を確認してください。
settings:
restart-script: ./start.sh
これで準備完了です!
ゲーム内またはコンソールで「/restart」コマンドを実行すると、サーバーは自動的に停止して再起動します。
/restart
プレイヤーには「Server is restarting」というメッセージが表示され、一時的にキックされます。
ただ、再起動後には接続できるようになるので、安心ですね。
screenとcronを組み合わせた定期再起動
自動で再起動させたい場合には、screenとcronの組み合わせがおすすめです。
毎日決まった時間に自動再起動させる設定方法
まず、再起動用のシェルスクリプトを作成します。
/usr/local/bin/mc-restart.sh
などに、以下のスクリプトを置いてください。
#!/bin/bash
SCREEN_NAME=Minecraft
# プレイヤーに事前通知
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "say サーバーを再起動します\015"
sleep 10
# サーバー停止
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "stop\015"
# 少し待ってから再起動
sleep 30
cd /opt/minecraft
screen -dmS "$SCREEN_NAME" java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui
実行権限を付けるのを忘れずに。
chmod +x /usr/local/bin/mc-restart.sh
次に、cronで定期実行を設定します。
まずは、cronの設定ファイルを開きましょう。
自分のスケジュール帳を開く感じですね。
crontab -e
例えば、毎日午前4時55分に再起動する場合にはこうします。
55 4 * * * /usr/local/bin/mc-restart.sh
これで毎日自動的に再起動されるようになります。
事前に警告メッセージでプレイヤーに通知する
上のスクリプトでは、再起動10秒前に警告メッセージを送っていますが、もっと丁寧に通知したい場合は以下のような感じにできます。
#!/bin/bash
SCREEN_NAME=Minecraft
# 15分前通知
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "say 15分後にサーバーを再起動します\015"
sleep 900 # 15分待機
# 5分前通知
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "say 5分後にサーバーを再起動します\015"
sleep 300 # 5分待機
# 1分前通知
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "say 1分後にサーバーを再起動します\015"
sleep 60 # 1分待機
# 再起動実行
screen -S "$SCREEN_NAME" -p 0 -X stuff "stop\015"
プレイヤーの皆さんにやさしい設定ですね。
【まとめ】マイクラサーバーの安全で効率的な再起動方法
この記事では、マイクラサーバーの再起動方法について、手動から自動化まで詳しく解説しました。
記事の要点をまとめます。
- マイクラサーバーに再起動は安定のため必要だった
- stopコマンドでの手動再起動は最も安全で確実な方法だった
- Spigot/Paperのrestartコマンドを使えば簡単に自動再起動できた
- systemdでサービス化すれば運用が格段に楽になった
- screenとcronの組み合わせでも定期再起動を実現できた
サーバーの規模や用途に合わせて、最適な再起動方法を選んでくださいね。