2026.04.28

サーバーの設定

【目安あり】マイクラサーバーのメモリ割り当てを確認・変更する方法

マイクラサーバーのメモリ割り当て設定を表すイラスト。RAMチップとサーバー設定画面を組み合わせたコンセプト画像
  • サーバーが重くてまともにプレイできない
  • メモリ不足が原因かもしれない
  • どうやってメモリを割り当てればいいか分からない

安定したサーバー運営には「適切なメモリ割り当て」が欠かせません。

この記事では、割り当て量の決め方と、実際に変更する手順をまとめました。

メモリ割り当てとは、動作に必要なメモリを先に確保すること

メモリ割り当てとは、マイクラサーバーが使えるメモリを先に取っておく作業のことです。

メモリは、データを一時的に保管する場所。机でたとえると、作業スペースそのものです。

その机をマイクラサーバーが先に確保するイメージです。

マイクラサーバーのメモリ割り当ての概念図。作業机のイメージでメモリ容量を確保する様子を示している

机のスペースが足りないと思い通りに作業できないように、メモリが不足したサーバーは重くなったりエラーが出たりします。

spa

実際、メモリ不足で起動時にエラーが出たことがあります。重いどころか、動きすらしなかった!

メモリ不足のサイン

こんな症状が出ているなら、メモリ不足を疑ってみてください。

症状内容
サーバーが重い・ラグるTPS(ティックレート)が落ちてカクつく
OutOfMemoryError が出るJavaがメモリ不足でクラッシュするときのエラー
ログに GC overhead limit exceeded が出るガベージコレクションに時間がかかりすぎているサイン

ただし、ラグの原因はCPUやエンティティ過多のこともあります。

まずメモリ使用率を確認して、不足しているようなら割り当てを増やしてみましょう。

メモリ割り当ての目安

マイクラサーバーのメモリ割り当て目安表。バニラ、プラグインあり、Modありの構成別に推奨メモリ容量を示している

目安は、サーバーの種類と同時接続人数によって変わります。MOD構成やワールドの規模によっても変動するので、あくまで参考値として見てください。

なお、Minecraft Wiki の動作要件では Java版サーバーの最低ラインとして1GB以上の割り当てが必要とされています。

どのサーバーソフトを使うか迷っている場合は、先に以下の記事で比較してみてください。

マイクラサーバーソフトの比較ガイド。Vanilla・Paper・Fabricの特徴をまとめたイメージ

【初心者向け】マイクラサーバーソフトの選び方!Vanilla・Paper・Fabricを徹底比較

バニラ(Vanilla)

ModもプラグインもないシンプルなJava版サーバーです。メモリ消費は最も少なく済みます。

同時プレイ人数推奨メモリ量
1〜4人2GB〜3GB
5〜10人3GB〜5GB
11人以上5GB〜8GB

プラグインあり(Paper / Spigot)

プラグインが10〜20個入っているような構成です。プラグインの数や種類によって消費量が増えます。

同時プレイ人数推奨メモリ量
1〜4人2GB〜4GB
5〜10人4GB〜6GB
11人以上6GB〜10GB

PaperMCの特徴や導入方法は以下の記事にまとめています。

PaperMCのロゴ。高速で軽量なマイクラプラグインサーバーソフトウェアを表すアイコン

マイクラサーバーのPaperMCとは?Spigotとの違い・メリットや導入方法を解説

Modあり(Forge / Fabric)

Modは多くのリソースを消費します。特に大型Modpackは想像以上にメモリを使います。

同時プレイ人数推奨メモリ量
1〜4人4GB〜6GB
5〜10人6GB〜10GB
11人以上8GB〜12GB以上

割り当て量はいつでも変更できます。

ただしメモリを増やせば増やすほど性能が上がるわけではないので、OSやJavaのオーバーヘッド分として1〜1.5GBを残しつつ、様子を見て調整しましょう。

CPUやストレージも含めた詳しいスペックの目安は、以下の記事にまとめています。

マイクラサーバーに必要なCPU・メモリ・ストレージのスペックを表すイラスト

【初心者向け】マイクラサーバーに必要なスペックを具体的な数値で解説

-Xms-Xmxは同じ値にするのがベスト

Javaメモリ設定のポイント。XmsとXmxの意味、同じ値にする理由、搭載メモリを全部割り当てない注意点をまとめている

起動コマンドに出てくる -Xms-Xmx の意味です。

オプション意味
-Xms起動時に確保するメモリの最小値
-Xmxサーバーが使えるメモリの最大値

マイクラサーバーでは、この2つは同じ値にするのが正解です。

異なる値にすると、JavaがメモリをGCするたびに増減させる処理が走り、動作が不安定になりやすいためです。

補足

GC(ガベージコレクション)とは、Javaが使わなくなったメモリを自動で回収する仕組みです。-Xms-Xmx が異なると、メモリが足りなくなるたびに確保・解放の処理が繰り返され、その分だけサーバーの動作が重くなります。

PaperMCの推奨起動フラグでも、-Xms-Xmx は同じ値で指定されています。

OSやJavaが使うメモリは -Xmx とは別にかかるので、搭載メモリをすべて割り当てないよう注意が必要です。

【原文】

Minecraft (and Java) needs additional memory on top of that Xmx parameter.

【日本語訳】

MinecraftとJavaは、Xmxで指定した量とは別に追加のメモリを必要とします

引用元:PaperMC Aikar’s Flags

8GBに設定するなら、こう書きます。

Terminal window
java -Xms8G -Xmx8G -jar server.jar nogui

サーバーのメモリ容量を確認する

搭載メモリを超える設定は避けるべきです。設定できてしまう場合もありますが、起動失敗やOSの強制終了(OOM Killer)・スワップによる極端な低速化の原因になります。

またOSやJava自体のオーバーヘッドとして1〜1.5GB程度は残す必要があるので、搭載量をあらかじめ確認しておきましょう。

Windows 11

Windows 11でメモリ容量を確認する方法。Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、パフォーマンスからメモリ搭載量を見る流れを示している

「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開き、左の「パフォーマンス」をクリックしてください。

Windows 11のタスクマネージャーで、左メニューのパフォーマンスをクリックする位置を示しているスクリーンショット

「メモリ」をクリックすると、右上に搭載量が表示されます。

起動スクリプトファイルの編集画面。Xmx(最大メモリ)とXms(最小メモリ)の設定値を変更している様子

Ubuntu(Linux)

Ubuntuでメモリ容量を確認するポイント。free -hコマンドを実行し、Mem行のtotalを見る流れを示している

以下のコマンドを実行してください。

Terminal window
free -h

実行するとこんな感じで表示されます。

Terminal window
total used free shared buff/cache available
Mem: 7.8Gi 4.7Gi 1.7Gi 19Mi 1.6Gi 3.0Gi
Swap: 2.0Gi 0B 2.0Gi

Mem: 行の total が搭載量です。この例では約8GBです。

メモリ割り当てを変更する方法

Windows(バッチファイル)

Windowsのシステム情報画面で、物理メモリの搭載量を確認しているスクリーンショット

バッチファイル(.bat)をメモ帳などのテキストエディタで開きます。

この行を見つけてください。

Terminal window
@echo off
java -Xms1G -Xmx2G -jar server.jar nogui
pause

-Xms-Xmx の数字を書き換えるだけです。8GBにするならこうなります。

Terminal window
@echo off
java -Xms8G -Xmx8G -jar server.jar nogui
pause

変更後はサーバーを再起動してください。再起動の手順は以下の記事で解説しています。

再生ボタンと矢印のアイコン、および「手動・自動で再起動する」というテキスト

【初心者向け】マイクラサーバーを再起動する方法!手動・自動の両方を解説

Ubuntu(Linux)

起動スクリプト(start.sh など)をテキストエディタで開きます。

Terminal window
nano start.sh

この行を見つけて、数値を書き換えます。

Terminal window
java -Xms1G -Xmx2G -jar server.jar nogui

8GBにするなら、こう変更します。

Terminal window
java -Xms8G -Xmx8G -jar server.jar nogui

Ctrl+OEnterCtrl+X で保存して、サーバーを再起動してください。

レンタルサーバー(管理パネル)

レンタルサーバーを使っている場合は、起動スクリプトを直接編集せず、管理パネルからメモリ設定やプラン変更を行うことが多いです。

ConoHa for GAMEを使っている人は、Minecraft managerのメモリ制限設定を確認してください。XServer GAMEsを使っている人は、プラン変更の手順を確認しておきましょう。

まとめ:マイクラサーバーを快適にするにはメモリ割り当てが必須

バッチファイルの数字を1か所変えるだけで設定できます。

劇的に軽くなるというより、安心してサーバーを動かせるようになる感じです。

ワールドが育っていくにつれて、その余裕がじわじわ効いてきます。

  • メモリ割り当てとはサーバーが使う作業領域を先に確保すること
  • 必要なメモリ量はサーバーの種類(バニラ / プラグイン / Mod)とプレイ人数で変わる
  • -Xms-Xmx は同じ値に設定するのが推奨
  • 搭載メモリを超える設定はOS動作に影響するので避ける。OS分として1〜1.5GBを残すのが目安
  • WindowsはバッチファイルをLinuxは起動スクリプトを編集する

メモリを設定したら、次はサーバー全体の負荷を軽くする工夫も試してみてください。

マイクラサーバーの軽量化対策を示すイラスト。ダンベルと歯車でサーバーパフォーマンス向上を表現した画像

マイクラサーバーが重い・落ちる原因3つと軽量化する方法4つを解説

より安定した環境で運用したい場合は、スペックや料金も踏まえてレンタルサーバーの利用を検討しましょう。

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spa この記事を書いた人

サーバーの構築と運用を繰り返して4年。その経験をもとに記事40本以上を執筆。

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