2026.04.24

サーバー構築の基本

【初心者向け】マイクラサーバーはSSDがおすすめ!HDDとの違いも解説

マイクラサーバーのSSDとHDD比較ガイドを表すイラスト。ストレージ性能と読み込み速度の違いを示した画像
  • サーバー用にSSDとHDDのどちらを選べば良いのか分からない…
  • SSDとHDDでどれくらい速度が違うのか知りたい…
  • どんなSSDを選べばいいか分からない…

以上の悩みを解決できる記事になっています!

結論から言うと、マイクラサーバーのストレージにはSSDを選ぶべきです。

とくに差が出るのはチャンクの読み込みと自動保存。この2つはストレージの速度に大きく左右されます。

この記事では、なぜSSDが最適なのかを具体的な数値を交えて解説します。

最後まで読めば、あなたのサーバーに使うべきストレージがはっきりわかりますよ。

マイクラサーバーでSSDとHDDの差はどこで出るのか

「どこで差が出るか」のインフォグラフィック。保存済みチャンクの読み込みはストレージ依存、未探索地の新規生成はCPU依存であることを説明

マイクラサーバーでは、ストレージの速度が影響する場面と、CPUの性能が影響する場面があります。

この2つを混同すると「SSDにすれば全部速くなる」という誤解に繋がるので、まずはここを整理します。

  • 保存済みチャンクの読み込み・自動保存 → ストレージの速度で大きく変わる
  • 未探索地のチャンク新規生成 → 主にCPUの性能に依存する

保存済みチャンクの読み込み・自動保存

すでに生成された地形データをプレイヤーが近づいたときに読み込む処理や、サーバーが定期的に行う自動保存は、ストレージの読み書き速度に直接依存します。

プレイヤーが移動すると周囲のチャンクが次々と読み込まれます。テレポートした瞬間はとくに大量のチャンクを一気に読み込むため、ストレージが遅いとワールドの読み込みがカクつく原因に。

また、マイクラサーバーは数分おきに自動保存を実行します。このとき大量のデータを書き込むため、ストレージが遅いと、保存中にラグが出やすいです(サーバーが重い原因についてはこちらの記事も参照)。

未探索地のチャンク新規生成

まだ誰も踏み入れていない場所にプレイヤーが進むと、サーバーが新しくチャンクを生成します。

この生成処理自体はCPUが担当するため、ストレージをSSDに変えても新規生成の速度はあまり変わりません。

ただし、生成されたチャンクをストレージに保存する書き込み処理はSSDのほうが速いので、生成後の待ちは短くなります。

spa

要するに「一度行ったことある場所」の読み込みはSSDですごく速くなるけど、「初めて行く場所」の生成はCPU次第ってことだね!

SSDとHDDの速度差はどれくらい?

具体的な数値で見ると、SSDとHDDの差は歴然です。

チャンク読み込み時間とワールド起動時間の目安を比較してみました。

項目HDDSATA SSDNVMe SSD
チャンク読み込み200〜400ミリ秒50〜100ミリ秒10〜30ミリ秒
ワールド起動45〜90秒8〜15秒5〜10秒
補足

ホスティング事業者の公開目安値です。環境により異なります。

HDDに比べてSATA SSDは、チャンク読み込みで約4〜8倍、ワールド起動で約5〜6倍速いです。

さらに小さなデータをあちこちから拾う処理(ランダムアクセス)で比較すると、SSDはHDDの数十倍から数百倍の性能差があります。

なぜここまで違うのかというと、HDDはレコードプレーヤーのように円盤を回転させてデータを読み書きする仕組みだからです。

HDDの内部構造のモノクロ写真。高速回転するプラッタと読み書きヘッドが見える

円盤が目的の位置まで回ってくるのを物理的に待つ必要があるため、あちこちに散らばった小さなデータの読み書きが苦手なんです。

一方、SSDは半導体メモリに電気信号で直接アクセスするため、この物理的な待ち時間がほぼゼロ。

これが、マイクラサーバーの細かい読み書きにSSDが圧倒的に有利な理由です。

spa

少人数で事前生成済みのワールドなら、HDDでも動きます!でもテレポートや探索、自動保存のときに遅延が出やすいんですよね…

SSDは壊れにくくてデータが守れる

速度以外にも、SSDには大きなメリットがあります。

SSDにはHDDのような回転する円盤や動くアームなどの物理的な可動部品がありません。

そのため物理的な衝撃に強く、故障のリスクが低いんです。サーバーを設置している机にぶつかったりしても、HDDに比べてデータが破損する可能性が低いです。

spa

ワールドデータを守るためにも、SSDにしておくと安心ですよ!

マイクラサーバーに最適なSSDの選び方

「サーバー向け最適なSSDの選び方」のインフォグラフィック。SATA SSDを選ぶ、250GB以上確保する、耐久性TBWを確認する3ポイント

マイクラサーバーに最適なSSDを選ぶためのポイントを紹介します。

  • 接続規格はSATA SSDを選ぶ
  • 容量は最低でも250GB以上を確保する
  • 耐久性(TBW)も気になるなら確認する

接続規格はSATA SSDを選ぶ

SSDの接続規格には「SATA」と「NVMe」の2種類があります。

NVMeの方が理論上の最大速度は速いですが、マイクラサーバー用途ではスペック過剰。安い方のSATAで十分な性能を発揮します。

コストパフォーマンスを考えると、SATA SSDを選ぶのがおすすめですよ。

容量は最低でも250GB以上を確保する

SSDの容量は、最低でも250GB、できれば500GB以上のものを選びましょう。

OSやマイクラサーバーのプログラム本体に加え、データはどんどん増えていきます。

  • プレイヤーが増えた
  • ワールドが広がった
  • MODやプラグインを追加した
  • バックアップデータを保存した

意外とマイクラサーバーって、簡単にストレージの容量を消費します。

容量の目安について詳しくは、サーバーに必要なスペックを解説した記事も参考にしてください。

耐久性(TBW)も気になるなら確認する

SSDには、どれだけデータを書き込めるかを示す「TBW(Total Bytes Written)」という寿命の目安があります。

サーバーは24時間稼働するためTBWを消費しやすいですが、一般的な使い方であれば気にする必要はほとんどありません。SSD同士を比較するときの参考程度でOKです。

マイクラサーバーにおすすめのSSD

マイクラサーバー用にSSDを調べるのは面倒ですよね。

というわけで、キオクシアのSATA SSDを紹介しますね。

項目仕様
製造元キオクシア株式会社(KIOXIA Corporation)
容量480GB
読み込み速度(最大)555MB/s
書き込み速度(最大)540MB/s
耐久性(TBW)120TB

2025年後半からAI向けNAND需要の急増や円安の影響で、SSD価格が全体的に値上がりしています。以前は4,000円程度で買えたものが、現在の500GB帯の相場は8,000〜13,000円前後です。

補足

価格は時期・在庫状況により大きく変動します。購入前に価格.comなどで最新の価格を確認してください。

割高に感じるかもしれませんが、サーバーのチャンク読み込みや自動保存の快適さを考えると、投資する価値は変わりません。耐久性も120TB(120,000GB)までOKなので、1日に50GB書き込んでも6年以上持ちます。

HDDはバックアップ用として活用する

「HDDの特徴を活かせる使い道」のインフォグラフィック。コストを抑えて大容量を確保でき、バックアップ用として使えることを説明

SSDのメリットを解説してきましたが、HDDが全く不要というわけではありません。

HDDの最大のメリットは、容量あたりの価格がSSDよりだんぜん安いこと。

4TBや6TBという大容量のストレージを、1万円程度で導入できます。バックアップデータを保管するのにぴったりです。

メインはSSDでバックアップ用にHDDを使う

最もおすすめな構成は、こんな方法です。

  • OSやマイクラサーバーのデータをSSDに入れる
  • ワールドデータのバックアップ先としてHDDを使う

SSDの高速な読み書き性能でサーバーの快適性を保ちつつ、万が一の事態に備えて大容量のHDDにバックアップを保存する。

この方法が、コスパ的にはめちゃくちゃおすすめです。

マイクラサーバーにおすすめのHDD

マイクラサーバーに使うHDDは、正直なんでもOKです。

なので、コスパに優れたSeagateを当サイトではおすすめしています。

約2万円で8TBという高コスパ。1TBあたり2500円ですよ。

SSDは500GBで8,000〜13,000円程度なので、容量単価はHDDの圧勝ですね。

8TBもあれば、バックアップはもちろん、複数のワールドデータやMODパックの配布用データまで保存できます。

HDDを購入しようと思っているなら、Seagateはおすすめですよ。

まとめ:マイクラサーバーにはSSDが最適です

この記事では、マイクラサーバーにSSDを使うべき理由と選び方を解説しました。

  • 保存済みチャンクの読み込みと自動保存で、SSDとHDDの差が大きく出る
  • チャンク読み込みはHDDの約4〜8倍、ワールド起動は約5〜6倍速い(目安)
  • 未探索地の新規生成はCPU依存なので、SSDに変えても速くならない
  • SATA SSDがコスパ面で最適、容量は250GB以上が目安
  • HDDはバックアップ用として活用するとコスパが最高

このあたり押さえておけば、ストレージ選びで迷うことはないと思います!

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spa この記事を書いた人

サーバーの構築と運用を繰り返して4年。その経験をもとに記事40本以上を執筆。

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