マイクラサーバーの自動バックアップ方法!cron・プラグイン・Windows対応
2026.08.22
マイクラサーバーを常時起動する方法!Windows・Linuxでスリープを防ぐ設定

- 友達が遊んでいる途中で、急に切断されてしまう
- 画面を閉じたりPCが眠ったりすると落ちている気がするけど、原因がはっきりしない
- ノートPCの蓋を閉じただけでサーバーが止まる
- 24時間動かしっぱなしにしたいけど、何を設定すればいいかわからない
こうした切断は、ほとんどの場合サーバーの不具合ではありません。
ホストのPCがスリープに入ったことが原因です。
「サーバーが落ちた!」と焦って調べたら、犯人はスリープだった、というのはよくあるパターンです。
この記事では、Windowsデスクトップ、Windowsノート、Linuxのそれぞれで、スリープや自動起動に関わる設定を変えて、放置しても友達がいつでも参加できる状態を作る手順を解説します。
読み終えるころには、自分の環境に合わせて常時起動の設定を終え、友達に接続してもらって参加できるかまで確認できる状態になります。
常時起動と自動再起動は別の話と理解する
友達が途中で切断される原因の多くは、ホストのPCがスリープに入ったことです。
画面を閉じたり、しばらく操作しなかったりすると、Windowsは自動でスリープに入ります。
スリープに入るとサーバープロセスも止まってしまい、参加中の友達は全員切断されます。
ここで混同しやすいのが、常時起動と定期的な再起動です。
常時起動は、サーバーを落とさずに稼働させ続けるための設定です。
定期的な再起動は、稼働を続けたまま一定間隔でサーバーを立て直し、メモリ増加によるラグを解消します。
目的も直す場所も別なので、どちらか一方を設定しても、もう一方の悩みは解決しません。
そもそも通常のマルチプレイは、ホストが自分のゲームを起動している間しか、友達は参加できません。
専用のサーバーソフトを別に起動しておけば、ホストが自分のゲームを開いていなくても、友達はいつでも参加できます。
この専用サーバーソフトを常時起動させる設定が、この記事のテーマです。
次のどちらに当てはまるか確認してから読み進めます。
- 画面を閉じた、またはPCがスリープしたタイミングで友達が切断される場合は、この記事のスリープ対策が対象です
- 数時間おきにサーバーが重くなり、定期的に再起動したい場合は、スリープではなく再起動の話なのでマイクラサーバーの再起動方法を確認します
自分の環境を確認してから設定を選ぶ

設定する場所は、使っているPCの種類によって変わります。
先に自分の環境を確認してから、読む章を選んでください。
| OS種別 | 見分け方 | 読む章 |
|---|---|---|
| Windowsデスクトップ | 蓋を閉じる操作がなく、本体とディスプレイが分かれている | Windows 11デスクトップでスリープと画面オフを無効にする |
| Windowsノート | 画面と本体が一体になっていて、閉じると画面が消える | Windows 11ノートで蓋を閉じたときと電源ボタンの動作を設定する |
| Linux | ターミナルでcat /etc/os-releaseを実行すると、UbuntuなどOS名が表示される | Linuxはsystemdサービスに登録してOS起動時から自動起動させる |
この記事のWindows側の手順はWindows 11を対象にしています。Windows 10は設定項目の名称が一部異なります。
macOSは今回の対象外です。設定項目の名称や仕組みがWindowsと異なるため、この記事の手順はそのまま使えません。
Windows 11デスクトップでスリープと画面オフを無効にする
Windowsデスクトップでは、設定アプリからスリープと画面オフを止めます。
次の手順で進めます。
- 設定を開き、「システム」→「電源とバッテリー」を選びます
- 「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」を開きます
- 電源接続時の「次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」を「なし」に変えます
- 「次の時間が経過した後に画面の電源を切る」も同じく「なし」に変えます
手順3だけではディスプレイは消灯したままなので、手順4もあわせて変更してください。
設定できたら、しばらく操作せずに放置して確認します。
画面が消えずスリープにも入らなければ、設定は反映されています。
友達に声をかけて、放置後も参加できるか実際に試してもらうと確実です。
補足
設定アプリの画面が見つからない場合は、コントロールパネルの「電源オプション」からも同じ設定にたどり着けます。プラン設定の変更から、ディスプレイの電源を切る時間とコンピューターをスリープ状態にする時間を、どちらも設定しない状態に変更します。
Windows 11ノートで蓋を閉じたときと電源ボタンの動作を設定する
ノートPCではデスクトップと同じスリープ設定に加え、蓋を閉じたときの動作の見直しも必要です。
蓋を閉じただけでサーバーが落ちるケースは、この設定が原因です。
次の手順で進めます。
- 設定を開き、「システム」→「電源とバッテリー」を選びます
- 「カバー、電源とスリープのボタンコントロール」を開きます
- 「カバーを閉じると、PCが」を、電源接続時とバッテリー駆動時のどちらも「何もしない」に変えます
- 「電源ボタンを押すと、PCが」も、同じように「何もしない」に変えられます
前の章で説明した「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」も、ノートPCに共通する設定です。
まだ変更していない場合は、そちらもあわせて確認してください。
「電源ボタンを押すと、PCが」の動作を何もしない設定に変えると、電源ボタンでは電源を切れなくなります。PCを終了させたいときは、スタートメニューの電源メニューからシャットダウンを選んでください。
設定が終わったら、蓋を閉じてしばらく放置します。
友達に接続してもらい、蓋を閉じたあとも参加し続けられれば設定は完了です。
Linuxはsystemdサービスに登録してOS起動時から自動起動させる
すでにscreenなどでマイクラサーバーを手動起動している場合、この章はその起動作業をOS起動時の自動処理へ置き換える内容です。
手動で毎回起動している状態から、OSが立ち上がった時点でサーバーも自動で立ち上がる状態を作ります。
systemdって聞くと身構えちゃいます…
補足
systemdは、Linuxでサービスの起動や停止を管理する仕組みです。OS起動時に自動でサービスを立ち上げたり、落ちたときに再起動したりできます。
この章で行うことは、次の3つです。
- ユニットファイルを作成する
- OS起動時に自動起動するよう有効化する
- 動作確認と起動しないときの見直し方
順番に進めれば、OSを再起動しても手作業なしでサーバーが立ち上がる状態になります。
ユニットファイルを作成する
ユニットファイルは、systemdにサービスの起動方法を教える設定ファイルです。
まず、サーバー専用のユーザーを作ります。
sudo useradd -r -s /usr/sbin/nologin minecraftsudo chown -R minecraft:minecraft /opt/minecraftsystemdの公式ドキュメントは、常時稼働してネットワークに公開されるサービスについて、制限された専用ユーザーでの実行を推奨しています。
ユニットファイルのUser=を指定しないと、システムサービスはroot権限で動作するため、専用ユーザーを作って割り当てます。
続けて、/etc/systemd/system/minecraft.serviceを新規作成してください。
sudo nano /etc/systemd/system/minecraft.service開いたら、次の内容を貼り付けます。
[Unit]Description=Minecraft ServerAfter=network.target
[Service]Type=simpleUser=minecraftWorkingDirectory=/opt/minecraftExecStart=/usr/bin/java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar noguiRestart=on-failure
[Install]WantedBy=multi-user.targetWorkingDirectory、ExecStartのメモリ量と.jarファイル名は、自分のサーバー環境に合わせて書き換えてください。
ExecStartのjavaのパスが環境によって違う場合は、which javaで実際のパスを確認してから書き換えます。
Restart=on-failureは、サーバーが異常終了したときだけ自動で再起動する設定です。
一定時間ごとに再起動する設定ではないため、定期的な再起動をしたい場合は別の対応を検討します。
WantedBy=multi-user.targetが、OS起動時に自動でこのサービスを立ち上げる指定です。
貼り付けたら、Ctrl + O、Enter、Ctrl + Xの順で保存します。
OS起動時に自動起動するよう有効化する
作成したユニットファイルをsystemdに認識させます。
sudo systemctl daemon-reloadsudo systemctl enable minecraftenableは、OS起動時に自動起動する設定を有効にするコマンドです。
今すぐ動かして確認したい場合は、続けて起動します。
sudo systemctl start minecraft動作確認と起動しないときの見直し方
サーバーが正しく動いているかを確認します。
systemctl status minecraftActive:の行にactive (running)と表示されていれば、正常に稼働しています。
OS起動時の自動起動が有効になっているかも確認します。
systemctl is-enabled minecraftenabledと表示されれば、次回のOS起動時からサーバーも自動で立ち上がります。
稼働状態だけを手早く確認したい場合は、systemctl is-active minecraftでもactiveの表示を確認できます。
起動しない場合は、ログを確認します。
journalctl -u minecraftExecStartのパスが違う、jarファイル名が違う、権限が足りないといった原因が、ログに表示されます。
最終確認として、実際にOSを再起動してください。
sudo reboot再起動後にsystemctl status minecraftでactive (running)を確認し、友達にも接続してもらいます。
手動でサーバーを起動しなくても参加できれば、設定は完了です。
systemdサービスとして動かせたら、次はバックアップの自動化もあわせて設定しておくと安心です。
常時起動の設定後も友達が繋がらないときに確認すること
ここまでの設定を終えても友達が参加できない場合は、状況によって疑う原因が変わります。
そもそも一度も参加できたことがない場合は、常時起動の設定より先にネットワーク側の制約を疑ってください。
CGNATやIPv4 over IPv6(v6プラス)方式の回線では、自由にポート開放できないことがあります。
ポート開放の基本手順はポート開放のやり方、開放してもうまくいかない場合の切り分けはポート開放ができない原因と対処法で確認できます。
今まで問題なく繋がっていたのに、急に切断されるようになった場合は、停電や回線障害を疑います。
UPS(無停電電源装置)を挟んでいても、瞬間的な停電はしのげますが、長時間の停電まではカバーできません。
自宅サーバーを使い続けるかどうかの判断は、自宅サーバーとレンタルサーバーの比較を参考にします。
よくある質問
QノートPCを閉じたまま常時稼働させると熱がこもって壊れませんか?
A
閉じたまま稼働させると熱がこもりやすいので、風通しのよい場所に置き、通気口をふさがないようにします。長時間稼働時の発熱対策は、自宅サーバーの電気代を扱った記事でもまとめています。
Q常時起動にすると電気代はどれくらい増えますか?
A
起動時間が長くなるほど電気代も増えます。金額はPCの消費電力によって変わるため、具体的な目安は自宅サーバーの電気代を扱った記事で計算しています。
まとめ:常時起動はOSのスリープ対策から始める
友達が切断される原因の多くは、サーバー自体ではなくOSのスリープです。
- Windowsデスクトップは、電源とバッテリーの設定でスリープと画面オフを「なし」にする
- Windowsノートは、蓋を閉じたときと電源ボタンを押したときの動作を「何もしない」にする
- Linuxは、systemdのユニットファイルを作り、OS起動時に自動起動する設定を有効にする
読み終えたら、まずは自分の環境に合う章の手順を実行し、友達に接続してもらって放置後も参加できるかを確認します。
常時起動で気になるのが電気代です。目安は自宅サーバーの電気代で計算しています。








