マイクラサーバーとDiscordを連携!DiscordSRVの導入方法と使い方
2026.07.31
プラグイン
マイクラに近接ボイスチャットを導入!Simple Voice Chatの入れ方

- Discordで通話しながら遊んでいるけど、画面内の距離に合わせて声が近づいたり離れたりする体験もしたい
- 自分のサーバーがMOD鯖かプラグイン鯖かで、導入方法が変わるのか分からない
- ポート開放、特にUDPの開放がレンタルサーバーでもできるのか不安
Simple Voice Chatは、近づくと声が大きくなり離れると聞こえなくなる近接ボイスチャットを追加する機能で、Discordの通話を置き換えるものではなく、いま使っている通話に重ねて導入できます。
対応しているのはJava版の自宅サーバーとレンタルサーバーだけで、統合版とRealmsには導入できません。
導入方法はMOD鯖かプラグイン鯖かで変わり、プラグイン鯖でもサーバーだけでなく参加者全員のクライアント側にMOD導入が必要になります。
サーバー側では、UDPの24454番というポートの開放も必要で、自宅サーバーかレンタルサーバーかで開け方が変わります。
この記事では、サーバー側とクライアント側でやることの違い、ポート開放の具体的な手順、距離やキー割り当ての基本設定まで順に進めます。
手順ごとに、うまくいったときの状態と、うまくいかないときに戻る場所も示すので、迷ったところで立ち止まらずに進められます。
読み終える頃には、自分のサーバー環境に合った方法でSimple Voice Chatを導入し、実際に近づくと声が大きくなる距離感を確認できる状態になります。
Simple Voice Chatとは?Discordとの役割の違い
Simple Voice Chatは、プレイヤー同士の距離に応じて声の大きさが変わる近接ボイスチャットを、マイクラのサーバーに追加する機能です。
近くにいる人の声は大きく、離れた人の声は小さく聞こえ、一定距離を超えると聞こえなくなります。
Discordとは役割が違うので、どちらか一方に絞る必要はありません。
- Simple Voice Chat: ゲーム内の距離に応じて声の大きさが変わり、近くにいる人だけに聞こえる
- Discord: 距離に関係なく、通話チャンネルに入っている全員へ常時届く
スタンドアロンで動作する機能なので、外部の通話ソフトを別途用意しなくても近接ボイスチャットだけは成立します。
すでにDiscordで通話しながら遊んでいるなら、Discordはそのまま残し、Simple Voice Chatを距離感のある演出として重ねる使い方ができます。
配布形態には次の3種類があります。
- MOD版: Fabric・NeoForge・Forge・Quilt向け
- プラグイン版: Bukkit/Spigot/Paper向け
- プロキシ版: Velocity/BungeeCord/Waterfall向け
複数サーバーをまたぐネットワーク構成向けのプロキシ版もありますが、この記事では1台のサーバーへ導入する方法を扱います。
Discordとの役割分担やテキスト連携をもっと詳しく知りたい場合はこちらです。
導入前に確認しておく2つの分かれ道
Simple Voice Chatの導入方法は、自分のサーバー環境によって2つに分かれます。

| 環境 | Simple Voice Chatの対応 |
|---|---|
| Java版のMOD鯖(Fabric/NeoForge/Forge/Quilt) | 対応。サーバーとクライアントの両方にMODを導入する |
| Java版のプラグイン鯖(Paper/Spigot/Bukkitなど) | 対応。サーバーにはプラグイン、クライアントには全員MODが必要 |
| 統合版(Bedrock Edition) | 非対応 |
| Realms | 非対応 |
統合版は技術的な制約により実装ができないため、対応していません。
Realmsも対応しておらず、Realmsで近接ボイスチャットを使う方法は現状ありません。
統合版やRealmsで遊んでいる場合、この先の手順は自分のサーバーには適用できません。
自分のサーバーがJava版のMOD鯖かプラグイン鯖かが分かったら、それぞれの章から手順を進めます。
プラグイン鯖の場合、サーバー側の導入は楽でも、クライアント側は参加者全員がMODを入れる作業が必要になる点だけ先に押さえておきます。
MOD鯖にSimple Voice Chatを導入する
MOD鯖の場合、サーバー側とクライアント側の両方にMODを導入します。
- サーバー側にMODを導入する
- クライアント側にMODを導入する
どちらも導入する対象は同じMODなので、順番に進めれば迷いません。
この記事は、FabricやForge、NeoForge、QuiltなどでMOD鯖がすでに動いている状態から進めます。
まだMOD鯖を用意していない場合は、先にサーバー自体の作り方を確認します。
サーバー側にMODを導入する
配布ページのModrinthから、自分のサーバーが使っているMODローダー(Fabric・NeoForge・Forge・Quiltのいずれか)向けのSimple Voice Chatをダウンロードします。
対応バージョンは幅広く提供されていますが、自分のサーバーバージョン向けのファイルがあるかは配布ページで都度確認します。
ダウンロードした.jarファイルを、サーバーのmodsフォルダへ入れます。
サーバーを再起動し、コンソールにエラーが出ずに起動できれば導入は完了です。
クライアント側にMODを導入する
クライアント側にも、サーバーと同じMODローダー・同じバージョン系統のSimple Voice Chatを導入します。
サーバーがFabric版なら、クライアントもFabric版を使います。
導入したクライアントでサーバーに参加し、エラーなく入れれば準備は完了です。
プラグイン鯖にSimple Voice Chatを導入する
プラグイン鯖の場合、サーバー側の導入はプラグインの設置だけで終わりますが、クライアント側の作業は変わりません。
- サーバー側にプラグインを導入する
- クライアント側は全員がMODを導入する
この2つの作業のうち、見落としやすいのはクライアント側です。
プラグイン入れるだけで全員聞こえるようになると思ってました。
プラグイン版を使っても、接続するプレイヤーのクライアント側にはFabric・NeoForge・Forge・Quiltいずれかのバージョンの導入が必須です。プラグインだけを入れても、クライアントに音声機能は追加されません。
この記事は、Paper/Spigot/Bukkitなどのプラグイン鯖がすでに動いている状態から進めます。
まだプラグイン鯖を用意していない場合は、先にサーバー自体の作り方を確認します。
サーバー側にプラグインを導入する
配布ページのModrinthから、Bukkit/Spigot/Paper向けのSimple Voice Chatをダウンロードします。
配布ページには複数バージョンが並んでいるので、自分のサーバーバージョンに合うファイルを選びます。
ダウンロードした.jarファイルを、サーバーのpluginsフォルダへ入れます。
サーバーを再起動してコンソールを確認し、エラーが出ていなければ導入は完了です。
クライアント側は全員がMODを導入する
プラグイン版はサーバー側だけの機能なので、接続する全員がクライアント側にMOD版のSimple Voice Chatを入れる必要があります。
サーバーが使っているマイクラのバージョンに合わせて、Fabric・NeoForge・Forge・Quiltいずれかのクライアント版を用意します。
MOD導入済みのクライアントでサーバーに接続し、画面に音声機能のUIが表示されれば準備は完了です。
MODを入れ忘れたプレイヤーがいても、既定の設定ではサーバー自体には参加できます。
force_voice_chatという設定が既定でfalseになっているため、未導入のプレイヤーはボイスチャットだけが使えない状態でサーバーに残ります。
MOD未導入のプレイヤーが分かったら、個別にクライアント側のMOD導入を案内すれば解決します。
サーバー側でUDPの24454番のポートを開放する
Simple Voice Chatの音声通信は、サーバーが待ち受けるUDPの24454番というポートを使います。
TCPとUDPの違いまで理解しなくても、番号とUDPという指定さえ間違えなければ大丈夫です。
音声通信はTCPではなくUDPという通信方式で行われるため、マイクラ本体のポートとは別に、この24454番も開ける必要があります。
TCPだけを開放しても、Simple Voice Chatの音声は届きません。
この番号はvoicechat-server.propertiesのport項目で変更できますが、まずは既定値のまま進めます。
ポートを開ける方法は、自宅サーバーかレンタルサーバーかで変わります。
- 自宅サーバーの場合
- レンタルサーバーの場合
自分の運用形態に合う方を確認します。
自宅サーバーの場合
自宅PCでサーバーを公開している場合、マイクラ本体の接続ポートとは別に、UDPの24454番もルーターとOSのファイアウォールの双方で開放します。
どちらか一方だけ開けても、もう一方で止められていれば音声は届きません。
ルーターとOSのファイアウォールを切り分けて確認する手順は、ポート開放の基本記事にまとめています。
レンタルサーバーの場合
レンタルサーバーでポートを開けられるかは、会社やプランごとに仕組みが違います。
任意のポート番号とプロトコルを自由に指定できるタイプと、あらかじめ用意された固定ポートのON/OFFだけを切り替えるタイプがあります。
ConoHa for GAMEには、任意のポート番号とプロトコル(TCP・UDP・ICMP)を指定して通信を許可できる「セキュリティグループ」という管理画面機能があり、Simple Voice Chatの既定ポートであるUDPの24454番もこの機能で開放できます。
サーバー内のOS側ファイアウォールが別途動いている場合は、そちらの許可も必要になることがあります。
一方、XServer GAMEsのポート開放機能は、マイクラ向けに用意された固定ポート(30001〜30005番など)のON/OFF切り替えが中心で、任意のポート番号を自由に指定する仕組みではありません。
既定のUDP24454番はこの対象に含まれないため、そのままでは開放できません。
XServer GAMEsでSimple Voice Chatを使うには、voicechat-server.propertiesのport項目を、開放できる範囲内の番号へ変更するといった対応を検討します。
契約中のレンタルサーバーがこの2社以外の場合は、公式サポートページでUDPの任意開放ができるかを個別に確認します。
距離やキー割り当てなど基本設定を確認する
Simple Voice Chatの基本設定は、サーバー側のvoicechat-server.propertiesとクライアント側のキー操作の2つで管理します。
| 設定項目 | 既定値 | 内容 |
|---|---|---|
port | 24454 | 音声通信に使うUDPポート番号 |
max_voice_distance | 48 | 声が届く最大距離(ブロック数) |
whisper_distance | 24 | ささやき声に切り替わる距離(ブロック数) |
enable_groups | true | グループ通話機能を使えるようにするか |
force_voice_chat | false | MOD/プラグイン未導入のプレイヤーをキックするか |
force_voice_chatをtrueに変えると、MODやプラグインを導入していないプレイヤーはサーバーへ参加できずキックされます。
導入をお願いしている途中の友達がいるなら、既定のfalseのままにしておくと事故が起きません。
キー割り当ても既定値を押さえておきます。
| キー | 機能 |
|---|---|
V | ボイスチャットのGUIを開く |
M | マイクのミュートを切り替える |
N | ボイスチャット機能自体を無効化する |
H | 画面上のアイコンを非表示にする |
v2.5.2以降のクライアントでは、ゲーム内でVキーを押すとオンボーディングガイドが始まり、マイクとスピーカーの選択、Push to talkか音声検出かのモード選択、キー割り当てや感度調整までを画面上で進められます。
設定が終わったら、実際にサーバー内で友達と距離を離してみます。
近づくと声が大きくなり、一定距離を超えると聞こえなくなれば、Simple Voice Chatは正しく動いています。
声が聞こえない・つながらないときの対処
声が聞こえない、つながらないと感じたら、まず症状を切り分けます。
| 症状 | 確認する場所 |
|---|---|
| サーバーに参加自体できない | ポート開放以前の接続不良 |
| 参加はできるが誰の声も聞こえない | UDPの24454番のポート開放 |
| 一部の人だけ聞こえない | その人のクライアント側MOD導入状況 |
接続不良の主な原因は、ファイアウォールでの遮断、UDPのポートマッピング漏れ、契約回線側でのUDPブロックなど、ポート開放の不備であることがほとんどです。
サーバーへの参加自体ができない場合は、Simple Voice Chat以前の接続トラブルなので、そもそも参加できない原因を先に確認します。
参加はできるのに音声だけ聞こえない場合は、UDPの24454番の開放状況を見直します。
一部の人だけ聞こえない場合は、その人のクライアント側にMODが入っているかを確認します。
よくある質問
Q友達がクライアント側のMODを入れ忘れたままサーバーに参加したらどうなりますか?
A
force_voice_chatが既定のfalseのままなら、サーバー自体には参加できます。ただしボイスチャット機能だけは使えないので、参加後にクライアント側のMOD導入を案内します。
QマイクラのバージョンやMODローダーを更新したら、Simple Voice Chatも入れ直す必要がありますか?
A
対応バージョンは幅広く提供されていますが、更新後は配布ページで自分のバージョン向けのファイルがあるかを都度確認し、対応するものへ入れ替えます。
まとめ:距離で声が変わる近接ボイスチャットを試そう
ここまでで、自分のサーバー環境に合わせたSimple Voice Chatの導入を進めました。
- Simple Voice ChatはDiscordを置き換えるものではなく、併用できる近接ボイスチャット機能
- MOD鯖はサーバーとクライアントの両方にMOD、プラグイン鯖はサーバーにプラグイン、クライアントには全員MODが必要
- サーバー側ではUDPの24454番の開放が必要で、自宅サーバーとレンタルサーバーで手順が変わる
- 距離やキー割り当ての既定値を押さえておくと、動作確認までスムーズに進める
設定が終わったら、実際にサーバー内で友達と距離を取り、近づくと声が大きくなる感覚を一緒に確かめます。
つながらない、聞こえないと感じたときは、ポート開放とクライアント側のMOD導入状況の切り分けから見直します。









