2026.09.15広告・PRを含む記事です

BungeeCordの立て方!複数サーバー間を移動する設定を解説

水上のボートと乗っているキャラクターを移動のイメージとして使い、BungeeCord・サーバー連携の見出しを重ねたサムネイル

ConoHa for GAMEは新規申し込みを止めています

ConoHa for GAMEは、Linuxカーネルの脆弱性への対応で、2026年10月19日から新規申し込みの受付を一時停止しています。本文中のConoHaへのリンクから進んでも、新しく契約することはできません。この記事のボタンは、受付停止中だけロリポップ! for Gamersへ切り替えています。

すでに契約している人は、動いているサーバーをそのまま使え、VPSの追加作成もできます。

これから借りるなら、レンタルサーバーの比較からConoHa以外の会社を選んでください。受付の再開はConoHa for GAMEのお知らせで告知されます。

  • BungeeCordの導入方法がわからない…
  • 複数のマイクラサーバーを連携させる設定が難しい…
  • サーバー間の移動がうまくできない…

BungeeCordは、複数のマイクラサーバーをひとつのアドレスに束ねるプロキシサーバーです。

ロビーや生活サーバー、ミニゲームサーバーの間を、ゲームからログアウトすることなくシームレスに行き来できるネットワーク環境を作れます。

BungeeCordのダウンロードから起動ファイルの作成、config.ymlの設定、子サーバーとの安全な接続まで、手順をわかりやすくまとめました。

初心者

サーバーを何台も動かすなんて、難しそうです…

spa

書き換えるのはconfig.ymlのポート番号やip_forward: trueなど数か所だけで、この記事の順に上から直せば大丈夫ですよ!

管理人spaのアイコン
spaこの記事を書いた人

マイクラサーバーの構築と運用を繰り返して4年。今も経済サバイバル「spa77.works SMP」を運用中で、その経験をもとに記事100本以上を執筆。

BungeeCordの仕組みとできること

BungeeCordでプレイヤーがプロキシに接続し、lobby、survival、mini-gameの各サーバーへ振り分けられる構成図

BungeeCordは、複数のマイクラサーバーを連携させるためのプロキシサーバーです。

イメージとしては、BungeeCordが駅の総合改札口で、後ろにある子サーバーが各路線のプラットホームにあたります。

プレイヤーは駅の改札口から入るだけで、一度ログアウトすることなく、コマンドや看板から別のホームへスムーズに乗り換えられます。

ロビーや生活、ミニゲームなど、種類の違うサーバーを1つのアドレスにまとめて大きなワールドのように見せられるのが最大の特徴です。

BungeeCordはJava版のSpigotやPaper系を基本対象としています。統合版サーバーは対象外です。

ForgeはBungeeForgeのような互換MODを入れれば接続できる構成があります。

一方、Fabricには現在サポートされているBungeeCord互換MODがありません。Fabricサーバーをつなぐ場合は、VelocityとFabricProxy-Liteという別構成が必要です。

初心者は、まずPaperやSpigot、Purpurなどのプラグイン対応サーバーで構成することをおすすめします。MOD構成をつなげたい場合は、接続予定のサーバー種類と対応MODを先に確認します。

子サーバーに使うPaperサーバーがまだない場合は、先にPaperサーバーの立て方から確認してください。

緑色に照らされたモニター、キーボード、タワー型パソコンの実写写真を背景にした、プラグインサーバーの立て方の記事見出し。

マイクラプラグインサーバーの立て方!Paperで導入する手順を初心者向けに解説

BungeeCordの導入方法を紹介

BungeeCordの導入は、次の3手順です。

  • BungeeCordのダウンロード
  • BungeeCord用のフォルダを作成する
  • 起動ファイルを作成する

BungeeCordのダウンロード

BungeeCordの公式Jenkinsページを開きます。

ダウンロードページに飛んだら、BungeeCord.jarという部分をクリックします。

下の画像の囲っている部分ですね。

BungeeCordのJenkins配布ページの部分拡大。最新成功ビルドの成果物にあるBungeeCord.jarを赤枠と矢印で示している

これでBungeeCordのダウンロードが始まります。

BungeeCord用のフォルダを作成する

BungeeCordは起動時にconfig.ymlやlogsフォルダなどの設定ファイルを生成します。

デスクトップなど適当な場所で起動すると、これらのファイルが散らばって管理が大変です。

わかりやすい場所にフォルダを作成してから、BungeeCord.jarをそのフォルダに入れます。

ダウンロード内のProxyフォルダにBungeeCord.jarが置かれた部分拡大

続く手順でBungeeCordを起動すると、このフォルダに設定ファイルが生成されます。

起動ファイルを作成する

BungeeCordはダブルクリックでは動かないため、コマンドを書いた起動ファイルが必要です。

この手順はWindowsで行います。事前にJavaが入っているか確認しておくと、起動時のエラーで止まりません。

BungeeCord.jarがあるフォルダの空いている場所を右クリックします。「新規作成」→「テキストドキュメント」を選びます。

BungeeCord.jarのあるフォルダで空いている場所を右クリックし、新規作成からテキストドキュメントを選ぶ流れ

テキストファイルを作成したら、メモ帳などで開いて以下の内容をそのままコピペします。

Terminal window
java -Xms1G -Xmx1G -jar BungeeCord.jar

BungeeCord.jarをメモリ1GBで動かす指示です。

BungeeCordはプレイヤーの接続を振り分けるだけなので、メモリはゲームサーバーより少なくて済みます。

数十人規模なら、1GBで十分です。

ただし、BungeeCordの先につなぐロビーやゲームサーバーは、それぞれ別に人数分のメモリを確保する必要があります。

ConoHaの受付停止中は、こちらを案内しています

重くなったら管理画面からプランを上げて、同じワールドのまま遊び続けられます

ロリポップ! for Gamersのメモリ別プランを見る

内容を保存したら、拡張子を.txtから.batに書き換えます。

これで、コマンドを扱えるバッチファイルになりました。

バッチファイルをダブルクリックします。

コマンドラインでreconnect_yaml, cmd_find, cmd_server, cmd_alert, cmd_send, cmd_listプラグインが有効になり、0.0.0.0:25577でリッスンしている

黒い画面が表示されて、以下の内容がでていれば起動完了です。

Terminal window
[情報] Listening on /0.0.0.0:25577

BungeeCordの設定方法を紹介

起動したら、config.ymlを開きます。

変更する箇所は2箇所です。

  • 待機ポートの変更をする
  • ip_forwardを有効にする

待機ポートの変更をする

デフォルトは25577なので、プレイヤーが接続するポート番号に変更します。

マイクラサーバー側のデフォルトは25565なので、外から接続しやすいよう25565にしておくのが基本です。

host: 0.0.0.0:25577
↓
host: 0.0.0.0:25565

ip_forwardを有効にする

ip_forwardをtrueにします。

これはプレイヤーのIPアドレス情報をBungeeCordから子サーバーへ正しく渡すための設定です。

falseのままだと、子サーバー側でIPが取得できず、一部プラグインが正常に動きません。

ip_forward: false
↓
ip_forward: true

マイクラサーバー側の設定を紹介

BungeeCordの公開ポート25565と、外部から直接接続させない子サーバーの25566以降を分けた構成図

マイクラサーバー側は3箇所設定します。

  • 各サーバーの基本設定を編集する
  • Spigotの設定ファイルを編集する
  • Bukkitの設定ファイルを編集する

各サーバーの基本設定を編集する

編集するのは、マイクラサーバーの設定ファイルserver.propertiesです。

書き換えるのはポート番号と認証の2行だけで、子サーバーの数だけ同じ作業を繰り返します。

どのサーバーのファイルを開いているかわからなくなりやすいので、1台ずつ順に進めてください。

ポート番号を変更する

BungeeCordと子サーバーが同じポートを使うと競合して起動できません。

BungeeCordを25565に設定した場合、子サーバー側は別の番号にします。

僕は近い数字がわかりやすいので、マイクラサーバー側は25566番などにすることが多いですね。

server-port=25565
↓
server-port=25566

認証をプロキシ側へ任せる設定にする

子サーバー側のserver.propertiesでonline-mode=falseにします。

BungeeCordがMojangの認証を代わりに行うため、子サーバーで二重に認証する必要はありません。

trueのままにすると、接続時に認証エラーが出て参加できません。

online-mode=true
↓
online-mode=false

子サーバーのonline-mode=falseは、駅のホームの勝手口に鍵をかけずに開け放した状態と同じです。

もし子サーバーのポートを外部に公開したままにすると、悪意のある人が改札口を通らず、勝手口から直接ホームへ侵入できてしまいます。

認証をオフにしたサーバーは名乗った通りの名前でログインできてしまうため、管理者の名前を偽装して侵入され、OP権限を乗っ取られる危険があります。

そのため、外部に公開するのは改札口にあたるBungeeCordのポートだけに絞り、子サーバーのポートは外から直接入れないよう必ず塞いでください。

子サーバーへの直結を防ぐ

プロキシと子サーバーを同じマシンで動かす場合は、子サーバーを127.0.0.1へバインドします。server.propertiesのserver-ipを次のように変更してください。

server-ip=
↓
server-ip=127.0.0.1

BungeeCordのconfig.ymlでも、子サーバーの接続先を127.0.0.1:ポート番号にそろえます。これで外部のプレイヤーは、子サーバーのポートへ直接接続できません。

別のマシンに子サーバーを置く場合は、server-ip=127.0.0.1にするとプロキシから届かなくなります。子サーバーのポートをプロキシサーバーのIPアドレスからだけ許可し、それ以外を拒否してください。

例では、プロキシのIPアドレスを198.51.100.10、子サーバーのポートを25566とします。UbuntuのUFWなら、許可ルールを先に置いてから拒否ルールを追加します。

Terminal window
sudo ufw insert 1 allow proto tcp from 198.51.100.10 to any port 25566
sudo ufw insert 2 deny proto tcp to any port 25566
sudo ufw status numbered

iptablesを使う場合も、プロキシのIPアドレスからの許可を先に置きます。

Terminal window
sudo iptables -A INPUT -p tcp -s 198.51.100.10 --dport 25566 -j ACCEPT
sudo iptables -A INPUT -p tcp --dport 25566 -j DROP

子サーバーが複数ある場合は、実際のポートごとに同じ規則を追加します。

既存の「どこからでも許可する」規則があると制限できないため、ufw status numberedなどでルールの順番と許可元を確認してください。

iptablesの設定はOSによって再起動後に消えるため、永続化の方法も環境に合わせて設定します。

Spigotの設定ファイルを編集する

spigot.ymlの編集箇所は1つだけです。

BungeeCordの利用を許可する設定をtrueにします。

bungeecord: false
↓
bungeecord: true

Bukkitの設定ファイルを編集する

bukkit.ymlのconnection-throttleを-1に変更します。

BungeeCordでサーバー間を移動すると短時間に複数の接続が走るため、この設定は必要です。

デフォルトの4000のままだと、接続が弾かれることがあります。

connection-throttle: 4000
↓
connection-throttle: -1

BungeeCordとマイクラサーバーをつなげる

config.ymlの中に、以下のような記述があります。

servers:
lobby:
motd: '&1Just another BungeeCord - Forced Host'
address: 127.0.0.1:25565
restricted: false

この部分を変更すると、BungeeCordと子サーバーがつながる仕組みです。

項目説明
lobbyサーバーの名前。ここは自由に設定可能
motdサーバーの説明欄
addressサーバーのアドレスとポート番号。同じポートは使用不可
restrictedtrueにすると権限を持つ人以外はサーバーに入れなくなる

サンプルコードを紹介

サンプルコードを作成したので、これを参考に設定してみます。

servers:
lobby:
motd: "ロビー"
address: 127.0.0.1:25566
restricted: false
survival:
motd: "生活サーバー"
address: 127.0.0.1:25567
restricted: false
rpg:
motd: "RPGサーバー"
address: 127.0.0.1:25568
restricted: false

同じPCで動かすなら127.0.0.1のままにします。別のPCやVPSで動かす場合は、子サーバーのプライベートIPアドレスに変更し、プロキシのIPアドレスだけが接続できるようファイアウォールを設定します。

複数サーバーをVPS1台にまとめて置きたい場合は、root権限のあるXServer VPS for Gameも候補です。

BungeeCordと子サーバーを1台にまとめて、自分の構成で動かせます

XServer VPS for Gameの料金プランを見る

BungeeCordとVelocityの違い

これから新しく複数サーバーを組むなら、BungeeCordだけでなくVelocityも比較候補に入れておくのがおすすめです。

Velocityは処理性能とリソース効率、現代的な機能を重視したプロキシで、Paperチームも新規構築の候補として案内しています。

比較項目BungeeCordVelocity
転送方式ip_forwardによるレガシー転送Modern Forwardingまたは互換性重視のレガシー転送
セキュリティ子サーバーの直結防止を別に行うModern Forwardingで共有シークレットとMACを使って転送情報を検証できる。ただしファイアウォールは必要
選び方既存のBungeeCord用プラグインをそのまま使いたい場合新しく構築し、高速性や軽量さ、現行機能を重視する場合

Modern ForwardingはMinecraft 1.13以降の対応サーバーで使えます。

Paperでは対応する設定を有効にしますが、共有シークレットを使っても子サーバーのポートを公開してよいわけではありません。

直結防止には、前述のローカルバインドまたはファイアウォールを併用します。

BungeeCordでマイクラサーバーを移動する方法

すべての設定ファイルを保存したら、BungeeCordと子サーバーの両方を再起動して設定を反映させます。止めるときはBungeeCordから先に落とすと、プレイヤーが中途半端に切断されずに済みます。

両方のサーバーが立ち上がったら、ゲーム内コマンドで移動を確認しましょう。

マイクラサーバーに参加して移動する

マイクラのサーバー一覧には、BungeeCordのアドレスを入力して接続します。待ち受けポートを標準の25565に設定していれば、ポート番号の追記も不要です。

子サーバーのポートへ直接入る必要はありません。

サーバー間の移動は/serverコマンドで行います。

/server [設定したサーバー名]

/serverまで打ち込んでスペースを押すと接続先の候補が出るため、TABキーで補完すると入力ミスを防げます。

ゲーム内チャットの入力欄に「/server lobby」が見え、lobbyの候補が表示されている画面

QBungeeCordとVelocityはどちらを選べばいいですか?
A

既存のBungeeCord用プラグインを活用したい場合はBungeeCord、新規構築で速度やリソース効率を重視するならVelocityが向いています。どちらを選ぶ場合も、子サーバーのポートを直接公開しない保護設定は欠かせません。

Q子サーバーごとに持ち物を分けられますか?
A

何もしなくても分かれています。子サーバーはそれぞれ独立したマイクラサーバーで、持ち物や経験値も子サーバーごとに保存されます。逆に、子サーバー間で持ち物を共有したい場合は、HuskSyncなどの同期プラグインを入れます。

Q統合版の友達もBungeeCordのサーバーに入れますか?
A

そのままでは入れません。GeyserMCをプロキシか子サーバーへ導入すると、統合版からも同じアドレスで参加できるようになります。

まとめ:BungeeCordで複数のマイクラサーバーを統合しよう

BungeeCordを使えば、ロビー、生活、ミニゲームなど用途の違うサーバーをひとつのアドレスにまとめられます。

  • プロキシ側は標準ポート(25565)で外部からの接続を受け付ける
  • 子サーバーはonline-mode=falseにして、認証をプロキシ側へ任せる
  • spigot.ymlでBungeeCord転送を有効にし、bukkit.ymlの接続制限を調整する
  • 同じマシンなら子サーバーをserver-ip=127.0.0.1へバインドする
  • 別マシンなら子サーバーのポートをプロキシのIPアドレスだけに許可する
  • 設定を変更したあとは、プロキシと子サーバーの両方を再起動する
  • 起動後に/serverで移動できるか確認する

ミスが起きやすいのは、子サーバーの認証設定とポートの重複の2か所です。

ここまでそろえば、友達はアドレスを1つ覚えるだけで、ロビーから好きなサーバーへ移動できる状態です。

BungeeCordや子サーバーで使うポート番号を変更したい場合は、ポート番号の変更手順で順に書き換えます。

それぞれの子サーバーへ入れるプラグインは、目的別のおすすめ一覧から用途に合わせて選べます。

子サーバーごとのホワイトリストや軽量化の設定は、マイクラサーバーの設定まとめで項目別に確認できます。

複数サーバーの構成を自分で組み切れない場合は、構築の相談も利用できます。