- CoreProtectの有料化ってどういうこと?
- 無料で使い続ける方法はないの?
- おすすめの代替プラグインが知りたい…
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
結論から言うと、CoreProtectは有料化されましたが、無料で使い続ける方法や、優れた代替プラグインも存在します。
この記事では、CoreProtect有料化の背景から、具体的な料金プラン、無料で使い続けるための技術的な方法、そしてサーバーの特色に合わせた4つの代替プラグインまで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたのサーバーに最適な荒らし対策の選択肢が明確になり、自信を持って今後の運用方針を決定できるでしょう。
CoreProtect有料化の真相と今後の選択肢
長年、Minecraftサーバーの荒らし対策として絶大な信頼を得てきたCoreProtect。
しかし、開発方針の変更により、今後の付き合い方を考える必要に迫られています。
バージョン1.21以降はPatreonでの有料提供へ
CoreProtectは、Minecraftバージョン1.21に対応するビルドから、クリエイター支援プラットフォーム「Patreon」での有料提供へと移行しました。
これは単なる有料化ではなく、開発者がプラグイン開発に専念し、より質の高いアップデートを継続していくための決断です。
Patreonで支援者になることで、最新版のプラグインを利用できるだけでなく、開発者を直接サポートし、プロジェクトの未来に貢献することにも繋がります。
無料版はバージョン1.20.6で更新がストップ
公式に配布される無料版のCoreProtectは、バージョン1.20.6で更新が停止しています。
そのため、1.21以降の新しいバージョンのMinecraftでサーバーを運営している場合、以下のいずれかの選択を迫られることになります。
- Patreonで有料版を利用する
- ソースコードから自力でビルドして無料で使い続ける
- 代替となる別のプラグインに乗り換える
CoreProtectの料金プランとPatreon支援のメリット
「有料」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、その内容は単なるプラグインの購入代金ではありません。
開発者を支援し、特典を得るという形になっています。
月額9ドルからのPatreonメンバーシップ
CoreProtectの有料版は、月額9ドルからのPatreonメンバーシップで利用できます。
このプランに加入することで、以下の特典を受けられます。
- 最新開発ビルドへの早期アクセス
- レガシー版の入手
- Discordでの支援者限定ロール
支払い方法と注意点
Patreonでの支払いは、クレジットカードまたはPayPalが利用可能です。
月額課金制なので、利用を停止したい場合は、Patreonのサイトで忘れずに解約手続きを行いましょう。
サイトは基本的に英語表記なので、ブラウザの翻訳機能などを活用すると安心です。
CoreProtectを無料で使い続ける唯一の方法
「どうしても無料で最新版を使いたい!」という情熱と技術力があるなら、ソースコードから自分でプラグインをビルドする方法が残されています。
ソースコードから自分でビルドする
CoreProtectの全ソースコードは、開発者向けプラットフォームであるGitHub上で公開されています。
これを自分のPCにダウンロードし、実行可能な「.jar」というファイル形式に変換する作業が「ビルド」です。
ビルドに必要なもの
ビルド作業には、以下の開発者向けツールが必要です。
ツール名 | 概要 |
---|---|
JDK (Java Development Kit) | Javaプログラムを動かすための基本的な開発環境 |
Git | GitHubからソースコードをダウンロード・管理するためのツール |
Maven | ソースコードを自動でビルドし、「.jar」という拡張子ファイルを作成してくれる便利なツール |
ビルドの大まかな流れ
ビルドの流れはこんな感じです。
- Gitでソースコードをクローン
- Mavenでビルドを実行
- jarファイルの完成
この方法は、開発環境の構築やコマンドライン操作に抵抗がない、中〜上級者向けの選択肢でしょう。
エラーが出た際に自力で解決できる知識が必要です。あまり初心者にはおすすめはできないですね。
CoreProtectの代替となる無料プラグイン4選
CoreProtectの有料化を機に、より自分のサーバーに合ったプラグインへ乗り換えるのもおすすめです。
ここでは、それぞれに強みを持つ4つの優れた無料プラグインを紹介します。
代替プラグインの比較表
代替プラグインの比較表を用意しました。
それぞれのプラグインの特徴は、この後解説しますね。
プラグイン名 | 主な機能・思想 | 特徴 | おすすめのサーバー |
---|---|---|---|
Ledger | ログ記録・調査 | Fabric/Quilt環境に強く、CoreProtectからの移行を意識した高機能プラグイン。 | 最新のMOD環境で高機能なログ管理をしたいサーバー |
Prism | ログ記録・ロールバック | CoreProtectに非常に近い使用感。プレビュー機能など便利機能も。 | CoreProtectからの移行コストを最小限にしたいサーバー |
LogBlock | ログ記録・高速ロールバック | MySQL対応で大規模サーバーに強い。古くからの実績と信頼性。 | プレイヤー数が多く、パフォーマンスを最優先するサーバー |
GriefPrevention | 荒らしの防止 | 土地保護(クレイム)機能で荒らしを未然に防ぐ。プレイヤーの自治を促す。 | 管理者の負担を減らし、平和なコミュニティを築きたいサー |
Ledger:Fabric/MOD環境の新たなスタンダード
Ledgerは、特にFabricやQuiltといったMOD環境で人気を集めているログ記録プラグインです。
CoreProtectと同様の思想で開発されており、ブロックの変更履歴などを詳細に記録できます。
MODサーバーを運営しているなら、Ledgerはおすすめですよ。
LogBlock:大規模サーバーのパフォーマンスを支える
LogBlockは、古くから多くの大規模サーバーで採用されてきた、実績と信頼のあるプラグインです。
最大の特徴は、ログデータをデータベース(MySQL)で管理する点にあります。
これにより、サーバー本体に負荷をかけることなく高速なログの記録・検索が可能になるんです。
プレイヤー数が100人を超えるような大規模サーバーでも軽快に動作することでしょう。
パフォーマンスを何よりも重視するなら、LogBlockがおすすめですね。
Prism:CoreProtectからの移行に最適
Prismは、「CoreProtectの操作に慣れている」という方に最もおすすめのプラグインです。
コマンド体系が非常に似ており、ほとんど違和感なく乗り換えられます。
CoreProtectと同様に、ロールバックのプレビュー機能も搭載。
直感的なコマンドで操作できるため、初心者でも比較的扱いやすいのが特徴です。
GriefPrevention:荒らしを「させない」平和的解決
GriefPreventionは、他の3つとは一線を画す「荒らし予防」プラグインです。
ログを記録して事後対応するのではなく、プレイヤーが「金のシャベル」で自分の土地を保護(クレイム)し、荒らし行為そのものを未然に防ぎます。
- プレイヤー同士の信頼関係に基づいてコミュニティを運営したい
- 管理者がロールバック作業に追われる状況から解放されたい
そんな場合に非常に有効なプラグインです。
他の荒らし対策も知りたい人へ
紹介したプラグインは、主に荒らしの「事後対応」や「予防」に役立つものです。
しかし、サーバーを根本から守るためには、より多角的な対策が欠かせません。
以下の記事では、総合的な荒らし対策を解説しています。ぜひ、あわせてお読みください。


【まとめ】あなたのサーバーに最適な選択は?
この記事では、CoreProtectの有料化に関する様々な情報と、今後の対策について詳しく解説しました。
- 開発支援と最新機能を求めるなら → Patreonで有料版を利用
- 腕試しとコスト削減を両立したいなら → ソースコードから自己ビルド
- MOD環境なら→Ledgerへの乗り換え
- CoreProtectの使用感を維持したいなら → Prismへの乗り換え
- 平和なコミュニティを築きたいなら → GriefPreventionの導入
有料化は残念ですが、開発者の意向なので仕方ありません。
記事の情報を参考に、あなたのサーバーにとって合う選択をしてください。