2026.10.22
マイクラのプラグインはAIで自作できる!探すより早い作り方と注意点

- 欲しい機能のプラグインを何日も探しているのに、ぴったりのものが見つからない
- 使っていたプラグインの更新が止まって、最新版のマイクラで動くか不安
- AIでプラグインが作れると聞いたけれど、何を用意すればいいのかわからない
サーバー独自の小さな機能なら、プラグインを探すより、AIと一緒に作ったほうが早く手に入ります。
プラグインを探す時間は、見つかるまで終わりません。仕様を決めてAIにコードを書いてもらえば、探している間に作ったものを自分のサーバーで試せます。
この記事では、作るか探すかの判断、自作に必要なもの、AIに仕様を伝えてからビルド・テストするまでの流れ、AIのコードを本番に入れる前に気をつけることをまとめました。
読み終えるころには、自分のサーバーに足りない機能を、自分で作って入れるまでの道筋が見えるはずです。
小さな機能はプラグインを探すより作ったほうが早い
プラグインは、定番があるものは探して入れ、自分のサーバーにしかない機能は作ると決めると迷いません。

プラグインを探して何日も無駄にする前に知っておきたかったのは、AIが発展した今なら自分で作ったほうが早い、ということです。
作るか探すかは、欲しい機能の種類で分けられます。
| 欲しい機能 | 選ぶ方法 |
|---|---|
| 荒らしの記録やワールド管理など、定番がある機能 | 配布されているプラグインを探して入れる |
| 頼っているプラグインの更新が止まった | 後継のプラグインを探し、なければ作る |
| ロビーの案内やサーバー独自のルールなど、小さな機能 | AIと一緒に作る |
| コードは書かずに、コマンドを少し足したい | Skriptで書く |
定番の機能は、おすすめプラグインの一覧から探すほうが、作るより確実です。
更新が止まったプラグインは代わりを用意する
マイクラは大型アップデートのたびに中身が変わります。更新が止まったプラグインは、最新版で動かなくなっても作者に直してもらえません。

経済プラグインのつなぎ役のVaultが更新されなくなったのには、ちょっと腹が立ちました。
Vaultは、最後のリリースが2020年7月の1.7.3です。このサイトの経済サーバーの作り方では、Vaultの代わりにフォーク版のVaultUnlockedを入れる手順にしています。
後継が見つからない機能は、自分で作ってしまえば、アップデートのたびに自分のペースで直せます。
プラグインの自作に必要なもの
Paperのプラグインを作るには、次の道具をそろえます。
| 必要なもの | 役割 |
|---|---|
| Java 25のJDK | プラグインのコードをJavaで動かす形にする開発キット |
| IntelliJ IDEA | コードを書いて管理するエディター |
| Gradle | コードをまとめてjarファイルにするビルドの道具 |
| 生成AI(ChatGPTやClaudeなど) | 仕様からコードを書き、エラーの原因を一緒に探す |
| テスト用のPaperサーバー | 作ったプラグインを本番の前に動かす場所 |
JDKは、Javaのプログラムを作るための開発キットです。プログラムを動かす機能も含まれています。
Paperの開発者向けの手順は、IntelliJ IDEAとGradleでプロジェクトを作る前提で書かれています。プロジェクトの作り方は、Paper公式のプロジェクトの準備のページに沿って進めてください。
AIでプラグインを作る流れ
AIにいきなり作ってと頼むより、先に仕様を文章にしておきます。決めていない部分はAIが勝手に決めてしまうため、思っていた動きと違うコードが返ってくるからです。
手順1:作りたい機能を文章で書く
どのコマンドで、誰が、何をすると、どうなるかを書き出します。権限や設定ファイルで変えたい値も一緒に決めておきます。
Paperの26.3向けのプラグインを作りたいです。/lobby と打つと、ロビーのワールドのスポーン地点へテレポートします。権限 lobby.use を持つプレイヤーだけが使えます。テレポートの前に3秒待ち、そのあいだに動いたら取り消します。待ち時間は config.yml で変えられるようにしてください。手順2:プロジェクトを作ってコードを置く
IntelliJ IDEAでPaperのプロジェクトを作り、AIが書いたコードをsrc/main/javaの中に、plugin.ymlをsrc/main/resourcesの中に置きます。
plugin.ymlは、プラグインの名前やバージョン、メインのクラス、コマンドをサーバーに伝えるファイルです。
手順3:ビルドしてjarファイルを作る
プロジェクトのフォルダでビルドを実行します。Windowsならgradlew.bat buildを使います。
./gradlew buildビルドが成功すると、build/libsの中にjarファイルができます。
手順4:テスト用のサーバーで動かす
できたjarファイルを、テスト用のPaperサーバーのpluginsフォルダに置いて起動します。テスト用のサーバーは、本番のサーバーのコピーか、何も入っていない新しいサーバーを使います。
起動のログにプラグインの名前が出て、ゲーム内で決めたとおりに動けば完成です。
手順5:エラーが出たらそのままAIに渡す
ビルドや起動でエラーが出たら、エラーの文章をそのままAIに貼って原因を聞きます。どこを直したかも説明してもらうと、同じエラーを次から自分で直せるようになります。

サーバー運営を続けて一番身についたのは、エラーが読めるようになったことで、これはプログラミングでもめちゃくちゃ大事です。
AIのコードを本番に入れる前に気をつけること
AIが書いたコードは、動いたからといってそのまま本番に入れてよいとは限りません。次の4つを確かめてから入れます。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 今のPaperの書き方と合っているか | AIの学習時期より新しいPaperの変更は、AIのコードに反映されていない |
| 本番のバックアップを取ったか | 不具合でワールドや設定が壊れても戻せるようにする |
| パスワードやトークンをコードに書いていないか | 配布や共有のときに外へ漏れる |
| 何をするコードか説明できるか | 理解できないコードは、壊れたときに直せない |
ビルドのときに非推奨(deprecated)の警告が出たら、Paperの開発者向けドキュメントで今の書き方を調べ、AIにも伝えて直してもらいます。
DiscordのトークンやパスワードはAIにもコードにも貼らない
DiscordのBotのトークンやデータベースのパスワードは、コードに直接書かず、設定ファイルから読み込む形にします。AIへの質問にも本物の値は貼らず、仮の値に置き換えてください。
作ったプラグインはアップデートのたびに直す
自作のプラグインは、マイクラの大型アップデートのたびに、自分で動作を確かめて直す必要があります。

大型アップデートの日は、正直ちょっと怖いですし、対応がめんどくさいなと思っています。
アップデートでは、まずテスト用のサーバーを新しいバージョンにして、自作のプラグインが起動するかを見ます。エラーが出たら、手順5と同じようにエラーの文章をAIに渡して直します。
ソースコードをGitで管理しておけば、どこを変えたかをあとから追うのも簡単です。
僕もサーバーで使う機能を自分で作っていて、放置中に動き続ける装置をDiscordへ知らせるAutomationWatchは、BOOTHで配布しています。
よくある質問
Qプログラミングをしたことがなくても作れますか?
仕様を文章で書けて、エラーの文章をAIに渡せれば作り始められます。それでも難しいと感じたら、Javaを書かずにコマンドやイベントを足せるSkriptから始めると、プラグインがどう動くかの感覚がつかめます。
Qテスト用のサーバーは別のPCが必要ですか?
同じPCで、本番とは別のフォルダとポート番号でPaperサーバーをもう1つ動かせば足ります。本番のワールドを触らずに、作ったプラグインを何度でも試せます。
まとめ:定番は探し、自分のサーバーだけの機能はAIと作る
プラグインを自作するかどうかは、欲しい機能が定番かどうかで決めます。
- 定番の機能は探して入れ、サーバー独自の小さな機能は作る
- Java 25のJDK、IntelliJ IDEA、Gradle、テスト用のサーバーをそろえる
- 仕様を文章にしてAIに渡し、ビルドしてテスト用のサーバーで動かす
- 本番に入れる前に、書き方の古さ、バックアップ、秘密の値、中身の理解を確かめる
探しても見つからなかった機能が自分のサーバーで動いた日から、サーバーは誰かの真似ではない、自分だけの遊び場になります。プラグインの入れ方の基本はプラグインとMODの違いと入れ方にまとめています。







