- サーバー用にSSDとHDDのどちらを選べば良いのか分からない…
- そもそもSSDとHDDって何が違うんだよ…
- どんなSSDを選べばいいか分からない…
以上の悩みを解決できる記事になっています!
マイクラサーバーのストレージはSSDを選ぶのがめちゃくちゃおすすめです。
この記事では、なぜSSDが最適なのかを技術的な観点から分かりやすく徹底解説。
最後まで読めば、あなたのサーバーに使うべきストレージがわかりますよ。
マイクラサーバーにはSSDがおすすめな2つの理由

マイクラサーバーを快適に動かすなら、ストレージにはHDDではなくSSDを選ぶべきです。
SSDには、サーバー運営において見逃せない大きなメリットが2つあります。
- 衝撃などに強く壊れるリスクが少ない
- サーバーの応答速度が少し向上する
衝撃などに強く壊れるリスクが少ない
SSDの仕組み的に、物理的な衝撃への耐性が高く、故障のリスクが低いんです。
SSDは半導体メモリを使って電気的にデータを読み書きします。
例えば、USBメモリも同じ仲間ですね。
HDDのように高速で回転するディスクや、データを読み取るためのアームといった物理的な可動部品がありません。

そのため、サーバーを設置している机にぶつかったりしても、HDDに比べてデータが破損する可能性が低いのです。
大切なワールドデータを守るという意味で、SSDはおすすめです。
というか、このためにSSDを導入するべきかと。それくらいデータの安定性は重要です。
サーバーの応答速度が少し向上する
SSDを使うことで、サーバーの応答速度、つまりレスポンスが向上するんです。
SSDはHDDと比べて、データの読み書き速度、特にランダムアクセス性能が圧倒的に高速です。
マイクラサーバーは、プレイヤーの行動で、散らばった小さなデータを頻繁に読み書きします。
これはSSDが最も得意とする処理であり、プレイヤーの操作に対するサーバーの応答が速くなります。
結果として、ワールドの読み込みがスムーズになる効果が期待できるのです。
ただ、正直少人数ならあまり変わりない事が多いんですよね。
なので、HDDだとしても大丈夫です。CPUやメモリをアップデートした後に変えても遅くはないですよ。
そもそもSSDとHDDは何が違うのか

SSDとHDDは、どちらもパソコンのデータを保存する部品ですが、その仕組みは根本的に異なります。
この違いを理解することが、なぜマイクラサーバーにSSDが適しているのかを知るポイントになるでしょう。
- HDDは物理的なディスクでデータを読み書きする
- SSDは電気信号で瞬時にデータを読み書きする
HDDは物理的なディスクでデータを読み書きする
HDD(ハードディスクドライブ)は、磁気を帯びた円盤(プラッタ)を高速で回転させ、磁気ヘッドを物理的に動かしてデータを読み書きします。
まるでレコードプレーヤーのように動くんです。
データを記録している場所までヘッドが移動する時間(シークタイム)と、ディスクが回転して目的のデータがヘッドの下に来るまでの時間(回転待ち時間)が必ず発生します。
この物理的な動作が、データの読み書きに遅延を生じさせる主な原因です。
特に、あちこちに散らばった小さなデータを読み書きする「ランダムアクセス」が苦手という弱点があります。

HDDがデータ取得に時間がかかるのは物理的な仕組みが原因なんだよね。
SSDは電気信号で瞬時にデータを読み書きする
SSD(ソリッドステートドライブ)は、HDDのような物理的な可動部品を一切持ちません。
内部にあるNAND型フラッシュメモリという半導体チップに、電気信号で直接データを記録します。
メモリ上のどこにあるデータでも、電気的に直接アクセスできるのがメリット。
結果的に、HDDのような物理的な待ち時間が発生しません。
これにより、データの読み書き、特にランダムアクセスを非常に高速に行うことができます。
マイクラサーバーに最適なSSDの選び方


マイクラサーバーに最適なSSDを選ぶための3つのポイントを紹介します。
- 接続規格はSATA SSDを選ぶ
- 容量は最低でも250GB以上を確保する
- 耐久性(TBW)も確認して選ぶ
接続規格はSATA SSDを選ぶ
SSDの接続規格には、主に「SATA」と「NVMe」の2種類があります。
NVMeの方が理論上の最大速度は速いですが、マイクラサーバー用途であればスペックが過剰。
安い方のSATAで十分な性能を発揮します。そんな書き込み速度は不要なので。
NVMeの高速性能は、マイクラサーバーのような細かいデータの読み書きに使う場合、その差を体感しにくいんです。
コストパフォーマンスを考えると、まずはSATA SSDを選ぶのがおすすめですよ。
容量は最低でも250GB以上を確保する
SSDの容量は、最低でも250GB、できれば500GB以上のものを選びましょう。
OSやマイクラサーバーのプログラム本体に加え、データはどんどん増えていきます。
- プレイヤーが増えた
- ワールドが広がった
- MODやプラグインを追加した
- バックアップデータを保存した
意外とマイクラサーバーって、簡単にストレージの容量を消費します。



余裕を持っておいて損はないと思います!
耐久性(TBW)も確認して選ぶ
SSDには、どれだけデータを書き込めるかを示す「TBW(Total Bytes Written)」という寿命の目安があります。
サーバーは24時間稼働し、常にデータの書き込みが発生するため、TBWをハイスピードで消費するんですね。
このTBWの値も確認しておくと、より安心して長期間運用できます。
一般的な使い方であればTBWを気にする必要はほとんどありません。
しかし、サーバー用途で長く使うことを考えるなら、少しでもTBWの数値が大きい製品を選ぶと良いでしょう。
製品の仕様書やパッケージに記載されているので、購入前にチェックする習慣をつけることをおすすめします。
ただ、そこまで悩む必要はなくて、SSD同士を比較する際に見る程度でOKです。
HDDはバックアップ用として活用する


SSDのメリットを解説してきましたが、HDDが全く不要というわけではありません。
HDDの特徴を活かせる使い道も話していきますね。
- コストを抑えつつ大容量を確保できる
- メインはSSDでデータ用としてHDDを使う
コストを抑えつつ大容量を確保できる
HDDの最大のメリットは、容量あたりの価格がSSDに比べて非常に安いことです。
4TBや6TBという大容量のストレージを、1万円程度で導入できます。
SSDなら1万円では1TBや2TBが限度なんですよね。
バックアップデータを保管する場合、データはどんどん溜まっていきます。
1万円で買える大容量のHDDは、バックアップの保管に最高ですよ。
メインはSSDでデータ用としてHDDを使う
最もおすすめな構成は、こんな方法です。
- OSやマイクラサーバーのデータをSSDに入れる
- ワールドデータのバックアップ先としてHDDを使う
これにより、SSDの高速な読み書き性能を最大限に活かしつつ、サーバーの快適性を保つことができます。
そして、万が一の事態に備えたデータの保管場所として、大容量で安価なHDDを活用するのです。
この方法が、コスパ的にはめちゃくちゃおすすめかなと思います。
【まとめ】マイクラサーバーにはSSDが最適です
この記事では、マイクラサーバーにSSDを使うべき理由と選び方を解説しました。
- SSDは物理的な衝撃に強く、大切なデータを守れた
- ランダムアクセス性能に優れ、応答速度が向上した
- サーバー用途ではSATA SSDがコスパ面で最適だった
- 容量は250GB以上を選ぶことで運用の安定感が増した
- HDDはバックアップに使うことでコスパが最高だった
以上のポイントが、安定したサーバー環境の構築の参考になれば嬉しいです。