2026.10.07

Paperの設定ファイル統合とは?26.4でbukkit.ymlとspigot.ymlの中身が移る計画!更新前の準備

Paper 26.4で設定ファイルが統合される話と更新前にやることを示すサムネイル
  • 自分で細かく調整した設定が消えてしまわないか不安
  • 何をどのタイミングで準備すればよいのか分からない
  • BungeeCord連携などの設定項目の場所が変わると困る

Paperの設定ファイルが統合されるというニュースを見て、これまで時間をかけて調整してきた設定がどうなってしまうのか、不安になりますよね。

BukkitやSpigotの古いファイルに書いた中身は、Paperの設定ファイルへまとまる予定となっています。すべての項目が1つのファイルだけに混ざり合うわけではありません。

26.4版のPaperはまだ配布されていないため、現在の設定ファイルのままでサーバーを問題なく動かせます。今すぐ慌てて設定ファイルを書き換える必要はありません。

この記事では、統合で何が変わるのかという仕組みと、更新前に済ませておくべき具体的な準備手順を整理しました。

あらかじめ手順を確認しておけば、更新作業で大切な設定を失わずに済みます。26.4へ更新したあとも、友達が入るサーバーで今の設定のまま遊び続けられます。

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spaこの記事を書いた人

マイクラサーバーの構築と運用を繰り返して4年。今も経済サバイバル「spa77.works SMP」を運用中で、その経験をもとに記事100本以上を執筆。

結論:BukkitとSpigotの設定はPaperの設定ファイルへまとまる予定

PaperMCは2026年9月26日のPaperMCの26.3告知で、設定の統合を準備中だと発表しました。

BukkitとSpigot、そしてPaperに分かれていた設定項目のほぼすべてを一緒にまとめる作業が進んでいます。

この統合は、次の大型版である26.4で入る計画です。ただし、すべての項目が1つのファイルになるわけではありません。

bukkit.ymlやspigot.yml、commands.ymlに書かれていた中身が、Paper独自の設定ファイルへ移ります。

Minecraft本体の設定であるserver.propertiesは、告知が名指しした統合の対象に含まれていません。

現在、Minecraft Java版の最新正式版は2026年9月15日に公開された26.3であり、26.4はスナップショットという開発版の段階です。

つまり、26.4版のPaperはまだ配布されていません。今もbukkit.ymlとspigot.ymlはこれまでどおり使えます。

したがって、今すぐ手作業で設定ファイルを書き換える必要はありません。現在のサーバーはそのまま運用を続けて問題ない状態です。

詳しい作業の進み具合については、GitHubの追跡ページで公開されています。

今の設定ファイルはどこに何が書いてあるか

現行のPaper環境では、サーバーの各種設定が役割ごとに複数のファイルへ分かれています。

ファイル置き場所主な中身統合での扱い
config/paper-global.ymlconfigフォルダサーバー全体のPaper設定移し先
config/paper-world-defaults.ymlconfigフォルダ全ワールド共通の既定値移し先
paper-world.yml各ワールドのフォルダ内既定値の上書き設定移し先
bukkit.ymlサーバーのルートフォルダスポーン上限、自動保存間隔、接続制限など中身が移る
spigot.ymlサーバーのルートフォルダwatchdog、再起動、BungeeCord転送、エンティティ処理など中身が移る
commands.ymlサーバーのルートフォルダコマンドの別名など中身が移る
server.propertiesサーバーのルートフォルダポート番号、最大人数、描画距離など対象外

1つのファイルにまとまるのではなく、移し先はPaperの複数の設定ファイルです。

統合では、BukkitとSpigotの項目がPaperの設定ファイルへ整理される予定です。

一方、マイクラ本体の基本設定を担うserver.propertiesは、告知が名指しした統合の対象に入っていません。

統合で変わること

開発中のブランチでは、これまでのファイルを整理するための具体的な仕組みが実装されています。開発中のブランチとは、正式版を公開する前に開発者が変更を作り込んでいる作業場所のことです。

旧ファイルの中身は起動時に自動で移される

開発中のブランチでは、サーバーを起動したときに古い設定ファイルの中身を自動で読み替える処理が用意されています。

bukkit.ymlやspigot.yml、commands.ymlに書かれた値が、Paperの設定ファイルへ自動的に振り分けられます。

サーバー全体の設定がpaper-global.ymlへ、ワールド共通の項目がpaper-world-defaults.ymlへ移る仕組みです。

各ワールド独自の設定項目は、該当するワールド内のpaper-world.ymlへ配置される構成です。

開発中のブランチでは、移行が終わると元のファイルがconfigフォルダ内のlegacy-backupフォルダへ移り、名前の末尾に.oldが付きます(config/legacy-backup/bukkit.yml.oldなど)。

元の場所には、移した先を知らせるbukkit.yml-README.txtのような説明ファイルが残ります。

同じブランチでは、手作業で設定を移すのは変換に失敗したときだけです。Spigotのワールド別設定などで変換に失敗した場合は、バックアップから手動で移すようログ画面で案内されます。

設定の名前と場所も変わる

開発中のブランチでは、ファイルの場所だけでなく設定の名前も変わっています。

たとえばBungeeCordの連携でspigot.ymlに書いたsettings.bungeecord: trueは、移行後はpaper-global.ymlのproxies.bungee-cord.enabledへ移ります。

応答しなくなったサーバーを検知するsettings.timeout-timeも同じで、新しい名前はwatchdog.timeout-secondsです。

26.4のPaperへ更新する前にやること

実際の更新作業は26.4版のPaperが配布されてから行いますが、ここでは事前に把握しておくべき準備の順番を解説します。

手順1:サーバーフォルダごとバックアップする

更新作業を始める前には、サーバーを停止させてからフォルダ全体をコピーしてください。

とくにbukkit.ymlやspigot.yml、commands.yml、そしてconfigフォルダとワールドフォルダは必ず丸ごと残しておきます。詳しい保存の手順については、バックアップと復元の手順で解説しています。

バックアップが戻り道になる

バックアップがないと、変換に失敗したときに元の設定へ戻せません。

手順2:自分で変えた設定を書き出しておく

バックアップを取ったら、これまで初期値から変更した項目をメモ帳などに書き出しておきます。

見直すべき対象は、bukkit.yml、spigot.yml、commands.ymlの3つのファイルです。

たとえば敵や動物のスポーン上限、自動保存の間隔、BungeeCordの転送設定などを変更した覚えがあれば、その項目名と設定値を手元に控えておきます。

あらかじめメモを残しておくことで、自動変換が正しく行われたかどうかを更新後にすぐ見比べられます。

手順3:コピーしたサーバーで先に起動を試す

バックアップしたフォルダを別の場所に複製し、テスト用の環境を作ってから起動を試します。

本番サーバーと同じPCで起動するときは、本番を止めてから起動するか、コピー側のserver.propertiesでserver-portを別の番号に変えてください。

新しいバージョンのJARファイルに差し替えてから起動し、コンソールのログにエラーが出ていないか確認してください。JARファイルの具体的な入れ替え手順は、サーバーのアップデート方法で紹介しています。

友達が遊んでいる本番サーバーをいきなり更新してしまうと、設定の不整合でログインできなくなった際に全員の作業が中断してしまいます。まずは検証用の別フォルダで試運転を行うのが安全です。

手順4の確認まで問題がなければ、本番サーバーも手順1のバックアップを取ったうえで同じ手順で更新します。

手順4:更新後に設定が引き継がれたか確かめる

テスト用のサーバーが正常に起動したら、以前の設定が正しく引き継がれているかを確かめます。

まず、configフォルダ内にlegacy-backupフォルダができ、bukkit.yml.oldなどの旧ファイルが入っているか確かめてください。

そのうえで、手順2でメモした項目がpaper-global.ymlやpaper-world-defaults.ymlの中に同じ数値で反映されているかをチェックします。

BungeeCordを利用している環境であれば、実際にプロキシ経由でサーバーへログインできるかどうかも確かめてください。

うまく移らなかったときの戻し方

もし設定値が消えていたりエラーが多発したりした場合は、無理に作業を続けず元の環境へ戻します。

まずサーバーを停止させ、手順1で保存したバックアップフォルダの内容をそのまま上書きして元の状態へ戻してください。そのあとで、更新前に使っていた元のバージョンのJARファイルを使ってサーバーを再起動します。

マイクラでは、ワールドデータを新しいバージョンで一度読み込んでしまうと、古いバージョンへ安全に戻すには事前のバックアップが欠かせません。

よくある質問

Q今のうちに手動でPaperの設定ファイルへ項目を移しておくべきですか?
A

その必要はありません。26.4版のPaperが配布されるまでは、現在の「bukkit.yml」や「spigot.yml」がそのまま読み込まれます。26.4版へ更新したあとに確かめるのは、自動で移った値が手元のメモと合っているかどうかです。

Qserver.propertiesの設定も統合されて別のファイルへ移りますか?
A

「server.properties」はMinecraft本体の設定ファイルであり、告知が名指しした統合の対象に含まれていません。

Q設定ファイルの統合はいつ実施されますか?
A

次の大型バージョンである26.4で導入される計画となっています。ただし26.4版のPaperはまだ配布されていないため、配布が始まるまでは今の設定ファイルのまま運用できます。

まとめ:設定を控えてから26.4へ更新すれば移行で困らない

  • 開発中のブランチでは、旧ファイルの設定は起動時にPaperの設定ファイルへ自動で移される
  • server.propertiesは、告知が名指しした統合の対象に入っていない
  • 26.4版のPaperはまだ配布されていないため今すぐ書き換える必要はない

もしこれから新しくサーバーを構築する場合は、PaperMCの導入方法を参考に環境を整えてみてください。

26.4の配布後は手順1のバックアップから進めてください。事前の準備を落ち着いて済ませておけば、友達が入るサーバーの設定を失わずに新しい版で遊び続けられます。